☆自然の空間～ナチュラル～☆

　ちょっと前まで、テレビや新聞で取り上げられていた就職難
　
　「子供が小さいうちの悩みは可愛いものよ。せっかく大学まで

行ったのに就職がないって親は心配よ」と言う母の言葉

　特に一流大学を出た人は、企業の規模に拘ったり自分のやり

たい仕事からずれるのが嫌で、仕事がない状況も考えられるのでは？
　
　ある程度、お仕事は好きではないと続かないから、信念は必要と思うけれど、雇われた会社の仕事に惚

れてみるのも、違う発見が出来ていいような気もしますね。

　よく「優秀な人材を確保したいです」って耳にするけど、「例えばどんな人が必要とされ

るのだろうか？」って疑問に思います。

　私が思う優秀な人材とは・・・●やる気がある。●頼んだ課題に対して完成度が高い。●スピーディかつ正

確。●周りとの調和がとれる。●あいさつができる。かな細かいことをあげればもっとあるんでしょが・・・

　昔から”目は口ほどに物を言う”っていうし、”見えるはずのないあなたの理知・教養・人格を含めた人とな

りは、あなたを取り囲む空気となって五メートル四方に表れているのですから、うわべだけ変えてもダ

メ！”（著：美輪明宏、『天声美語』より）っていうから、日頃からやる気のない人は、会社の面接試験でも見

抜かれてしまって落ちてしまうのかもですね

　日本の学生は投げかけた質問に対してすぐに答えを求めたがるし、物事を自ら考えて動く力が足りないと

言われていますよね

　やっぱり○×問題や暗記した知識を問う問題ばかりしてきた日本の教育の結果が招いたのでしょう

　日本がここまで経済的な発展を遂げたのも戦後の教育と日本人の勤勉さには間違いないと思うけれど、

これからは、あらゆる物事に対して経験や知識を統合して分析をし、きちんと自分の意見が言える教育も必

要だと思います

　最近学校で取り入れられているNIE（授業で新聞を取り入れる）学校だけではなく家庭でも遊びやニ

ュースなど身近な出来事を通して、小さなことでも自分の意見が言えるような環境づくりは大切

　「宿題しなさい！」「勉強しなさい！」って言う前に、「どうして算数や国語・英語を勉強する必要があるの

か？」や「社会人になってどのように役立つのか？」など、必要性を教えると、子供達のやる気も違うのでは

ないでしょうか？

　私が大学受験のためにひたすら勉強した社会は年号や人物名が殆どはっきり言って細かいことを知

らなくても十分に生きていける！本当に必要な社会って、受験のための社会ではなく、お金の回り方や選

挙権がどうやって出来たのかなど、身近な出来事に即して、日本がどういう歴史をたどってきたかを

教えることが大切な気がします。

　そのためには、常に身近に接する親達も社会について自ら考え、歴史を知ることが必要なのではないでし

ょうか？

　独身の私がここまで教育について論じる必要はないと思うのですが・・・

　でも「人ってどうしてこんなにやる気に差があるのだろうか？」っていう疑問から、教育について考えるよう

になりましたね。

　やる気や考え方は教育だけでなく、生まれ持った気質や環境で変わると思うので、「どういう育て方をした

らやる気が出る」っていう答えはないけれど、子供を自分の所有物にせず、意見を尊重しながらのびの

び育て、親達が一生懸命前向きに生きていくと、自然と親の背中をみてやるの気ある子供になるような気も

します。

　みなさんは「日本の教育」どうお考えでしょうか？